2011年10月04日

セルフコーチングで能力を開発しよう(8)

セルフコーチングでは、自分自身の問いかけにより、目標を定めていきますが、考えているだけでなく、実際に行動に移すところに力を入れる必要があります。

また、常にセルフモチベーションを高めながら、習慣へと定着させていかなければなりません。

そのためには、まず、自分の意志を深く確認するところからスタートすることが大切です。


1.Will 志を立てる

セルフコーチングの最初のステップは、目標を実現したいという思い、自らの目標達成への意志を徹底的に確認することです。

つまり「なぜ自分はそれをやろうとするのか」「何のために自分はその目標を必要とするのか」を考え抜くのです。

この意志の確認を、最初にしっかり行っておかないと、この後のステップの全てが中途半端なものになってしまいます。

明確な意志を持ってスタートすることが、何事もやり遂げる基礎となるのです。

強い意志を持つためには「意味」を感じることが大切です。

「なぜ、その目標に取り組むのか」といった「そもそも」の意味を確認することが必要と言えるでしょう。

「目標をなんとしても達成したい」という心理状態へと変化させるためには、次の3つの問いかけをするとよいでしょう。


@ 達成することは、あなた自身は、どんな意味を見出していますか?

A 達成することは、周りの人々にとってどんな意味があるのですか?

B 達成することは、社会にとってどんな意味・価値があるのですか?


そして、その際に自分の心の声を聞き届けることです。「腑に落ちる」という表現がありますが、心の底から「よし、やるぞ!」という「想い」が湧いてくるかどうかを確認する時間を持ちたいものです。



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2011年10月03日

セルフコーチングで能力を開発しよう(7)

3.二つの思考パターン

描いたビジョンに向かって、確実に行動の変化を起こすには、日常の脳の自己対話をプラスのものへと変換していくことが必要です。

つまり、ある出来事に直面した時、感情をともなって反射的に起こる脳の思考回路をプラス志向に変える必要があります。


1つの出来事でもどうとらえるかで、結果は大きく違ってきます。



事例1)

「顧客からクレームがきた。」

このことを前向きにとらえるか、否定的にとらえるかで、その後の行動は大きく変化します。

「クレームはチャンス」とポジティブに認識できれば、がんばろうという気持ちが湧き上がります。

他方「私は悪くないのに」などと、ネガティブなとらえかたをすると、身体の中では、ストレスを受けたと感じて、かたくなな反応が生じます。

心の中でも「こんな仕事もういや」という気持ちになるかもしれません。



事例2)

上司に呼び出され「悪いが今週中にこの仕事を仕上げておいてくれ」と言われました。明らかに実力以上の難しい仕事です。

上司の言葉を聞いた瞬間に、あなたの中で反射的に起こる解釈はどのようなものでしょうか?


● プラスの思考パターンの解釈

「チャンスだ。上司から信頼されて、この仕事を任されたに違いない」



● マイナス思考のパターン解釈

「いつも、厄介な仕事を部下に押し付けてくる自分勝手な上司だ」



●現実は意識がつくるもの

「現実は我々の意識が作り出す」もので、「客観的な状況というものが存在するわけではなく、状況をどう認識するかが、その人にとっての現実である」という考え方がある。

これによれば、一人ひとりの物事に対する反射的な解釈を変えることで、環境が変わり、自分の望む現実を創り上げることができるのです。


ほとんど手をつけていない原稿の締め切りが、三日後に迫っているとします。あなたはどのような現実をとれえますか?

「あと締め切りまで3日しかない。」

「大丈夫、締め切りまであと3日もある。」


ある出来事に対する自分の反射的な捉え方を見直してみましょう。


● どんな瞬間に自分の反射的なマイナスの思考パターンがスタートしますか?

● その時の事実・事象と自分が勝手につけた解釈を分離してみましょう。

● 意識的に、マイナスからプラス思考パターンを転換させましょう。




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2011年10月02日

セルフコーチングで能力を開発しよう(6)

(4)憶測回路

「部長は私に対してあまり期待していないのではないかしら?」

「最近、彼がよそよそしいのは、この職場のやり方になじめないからだ」


他人の心の中のことを正確に把握することはできません。当て推量、憶測は当たっている場合もあるでしょうが、誤解、勘違い、間違った先入観であるかもしれません。

不確かな推測に基づいて、戦略や行動計画を立てるのは、とても危険です。

ですから、セルフコーチングの中で「憶測回路」にはまったと感じたら、いったん立ち止まることです。

そして「現時点で事実として把握していること」と「推測していること」を分けてください。

その上で、「より的確な情報を得るためにはどうしたらいいだろうか?」を考えて、必要な判断材料を収集する方法を検討するのが建設的です。




(5)散漫回路

集中力が持続する長さは、人により長短がありますが、ひとつのことを長時間考え続けるのは難しいことです。

「気が散る」というのは、誰にとってもよくある話ですね。

そんな時には、「セルフコーチング、セルフコーチング」と声に出してから、おもむろに次の質問を自分に向けて発してみましょう。

周囲の人や環境がどうしても気になる場合には、場所を変えるのも1つの方法です。



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2011年09月28日

●セルフコーチングで能力を開発しよう(5)

(2) ぐちぐち回路

「どうせ、いつもあたしが貧乏くじをひくことになっているのよ」

「あいつに指導しても、時間の無駄だよな」

「こんな目標、絶対に達成できるわけないよ」


何か望ましくない状況があった時に、誰かのせいにして、その人を責めるパターンです。

他人の責任にすることにより、自分を無意識のうちに正当化しようとする回路と言ってもよいでしょう。

このような愚痴をこぼしていると、多少は気分がすっきりする場合もありますが、だいたいは自己信頼のレベルが下がり、無力感が募っていくものです。

「ぐちぐち回路」にはまったと感じたときには、「今、自分にできること」を探すのが、脱出のきっかけになるでしょう。



(3) 心配回路

「このままの状態が続いたら、この会社はどうなるのだろう?」

「このプロジェクトはうまくいくだろうか?」

「自分にはこんな重い責任果たせないかもしれない」


このような発言や思考の背景には、不確実性に対する不安が見えかくれしてます。

未来を完全に予測することは不可能ですから、必ず、ある程度の不確実性が伴うことは、しかたないとあきらめることが大切です。

「あきらめる」という言葉消極的に聞こえる方は、「諦観を持つ」「達観する」と言い換えてもいいでしょう。

「失敗したらどうなるだろう?」という心配な気持ちが湧き上がった時に、「最悪の事態を考える」という方法もあります。

「起こりうる最悪のシナリオ」を考えて、それよりきっとベターだという覚悟を持つことで、いい意味で開き直れる場合もあるでしょう。


極端な例をあげると・・・

「もし、この契約が取れなくても、クビにはならないだろう」

「たとえ会社が潰れても、失業保険で生活することは可能だ」

といった形で、心の準備をしておくと、気持ちが楽になる場合もあります。




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2011年09月26日

●セルフコーチングで能力を開発しよう(3)

3.セルフコーチングで大切なこと

●人間の大きな可能性を信じる

自分自身の内側には、状況を打開したり、これまでにない高い目標を達成したりする力があるのだと信じる。



●自己信頼を高める

自己信頼を高めるためには、自分との約束を果たしていくこと、つまり、小さなことでもよいので、目標を立てて、それを行動に移し、達成していくのです。

こうした実践を積み重ねて、「できた」「やれた」という実績を作っていくことが、自信につながります。



● 自分の良さを認める

「自分自身がこれまでできなかったこと」「うまくいかなかったこと」にとらわれるのではなく、「どこがうまくいったのか」「自分の強みは何か」「何が成功したのか」をきちんと評価し、認識し、リソースとして活かしていくことが重要です。


●やってみる

組織の中で、あるいは、自分の置かれた状況の中で、「果たすべき役割を自認すること」が重要。

そして、役割を自認して自覚していても、行動に移さなければ事態は前に進みません。

「今、自分がどう行動すれば、組織に対して最大の貢献をすることができるのだろうか?」を自問し、実際に行動するのです。その時点でベストと思われる選択肢をとりあえず行動に移してみる。そして、その経緯を踏まえて、次の一手を微調整し、さらなる実践へとつなげていくのです。


4.自らに問いかける

頭の中に、もう一人の自分がコーチ役として存在しているようなイメージを持ちながら、自らに質問を発してみてください。

大切なのは、質問に答えながら、答えが浮かんだ時の自分自身の心の動きを感じることです。

「私のやってみたいことを3つあげると?」という質問に対する答えを思い浮かべてみてください。自分の心の中にどんな波紋が広がるか、エネルギーレベルが高まるのか、下がるのか、を自分でモニターすることが大切なのです。

また、1つの質問を発してみて、答えにくいなと感じたら、あまり深刻に考えずに、次の質問に切り換えるのも重要なセルフコーチングのテクニックです。


プロのコーチはクライアントの感触を見ながら、次から次へと質問を繰り出して、最もヒットする(ツボを押さえた)質問を発しようとするものです。

「こんな質問、自分にしたことない」というような問いかけを発してみてください。




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